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by kazuo_okawa

ワクチンと竹ヤリ

先週5月11日のことである。
朝日新聞の丁度真ん中部分、16面、17面の2面見開きの巨大広告に驚かされた。

薄いブルーの写真は戦前子どもたちが竹ヤリ訓練をさせられている姿。
中央には大きく、まっ赤な新型コロナウィルス模式。
全体が「日の丸」の構図のようにも見える。

そして、左上に「ワクチンもない。クスリもない。タケヤリで戦えというのか。このままじゃ、政治に殺される」というフレーズ。

宝島社の意見広告である。

実に素晴らしい、と共感をもってみていたのであるが、何と、今朝(17日)の毎日新聞朝刊に特別編集委員山田孝男氏が「ワクチンと竹ヤリ」という記事においてこの宝島社の広告を批判しているのである。
曰く「この広告の認識、政治観には疑問を感じる」「我々は竹ヤリしか持たぬという認識は正しいか?」と批判しているのである。

一体、こういう批判は、何の為に行うのだろう。

戦前だって、日本軍は「竹ヤリだけ」で戦ったわけではあるまい。
「竹ヤリ」は、非科学性、不合理性、非民主制の象徴である。
広告の趣旨は誰だって分かる。

聞けば、この宝島社の全面広告は、朝日、読売、日経に掲載され、毎日には掲載されなかったという。

この記事は、毎日が外されたことへの…あ、いや、あとは空想です。


by kazuo_okawa | 2021-05-17 07:39 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)