第70期王将戦7番勝負、渡辺明王将(三冠)に挑む永瀬拓矢王座が3連敗のあとの第4局、14日勝利してこれで1勝3敗とした。
雁木から矢倉に組み替え、しかも研究手順というのであるから、おそらく永瀬王座としては万全の準備をしたに違いない。
優勢になってからも慎重に打ちまわす「負けない将棋」。
永瀬王座は次局は後手番。
先手番に強い渡辺王将に続いて勝利すれば俄然面白くなるのだが…。
将棋プレミアムの解説は深浦庫市九段、聞き手は内田昌氏であるが、途中、今日は何の日か?と投げかける。
今日は2月14日。
実は丁度25年前の1996年2月14日は、将棋史に残る羽生善治九段が七冠を達成した日である。
説明されて懐かしく思い出す。
もう25年なのか!
前年、阪神大震災。
震災がらみの法律相談その他仕事が多忙となり、加えて司法改革の動きあるいは日弁連の在り方、その他私自身が色々と考えさせられた頃である。
王将戦を見ながら色々と思い起こした次第である。