1月17日の朝日新聞社説余滴において坪井ゆづる氏が加計学園事件を取り上げている。
「桜」の前に「加計」がある、という指摘で全くその通りである。
「モリかけ桜」は安倍前首相の「国政私物化」の現れであり、言わばセットである。
そして「私物化」を隠すために「隠蔽」「改ざん」そして嘘…。
噓つきは「泥棒」の始まりとよく言ったものである。
「桜」における安倍首相の答弁を、当時、誰が信じただろう。
そして、その「桜」の嘘が明らかになった。
「桜」の嘘が明らかになった以上、「モリかけ」の嘘も改めて検証すべきだろう。
表題の「1月20日」は安倍首相が、加計学園の獣医学部新設申請をその日に初めて知ったと述べた答弁である。
そもそも刎頸の友であり、ゴルフや食事を何度も共にしたその友の「悲願」を知らなかったというのである。
しかも、福島瑞穂議員の質問には、もっと早い時期から知っていた、と答弁していたが、そうなれば政治倫理違反をはじめ色々と問題が生ずる。
だからこそその後に答弁を変えた。
極めて不自然である。
国会で「桜」をきちんと追及すべきだろう。
しかし合わせて「加計」もきちんと検証しなければならない。
坪井氏も、<きっと「1月20日」も嘘だろうな>、と結んでいる。