情報問題に精通され、自治体情報政策研究所の黑田充氏がこの度新著を発刊された。
『あれからどうなったマイナンバーとマイナンバーカード』(日本機関紙出版センター)である。
マイナンバーとマイナンバーカードの過去・現在・未来について詳しく書かれている。
サブタイトルが注目である。
「待ち受けるのはプロファイリングと選別」
全く同感である。
新聞その他で中国の「信用スコア」の記事を読むたびに私などは怖さを覚える。
スコアの高いものは病院でも優先治療が受けられるなど優遇され、逆に低いものは長距離列車すら乗れないなど日常生活がままならない。
これでは反体制派は封じ込まれる。
これは新聞記事で報じられていたものだが、本書では詳しく書かれる。
ところがこういうプロファイリングと選別への危機感が広がらないことに危惧を感じる。
この黑田充氏の新著を広めてもらい、ぜひ議論を深めてほしいものだ。