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by kazuo_okawa

改憲と二重行政

今朝(4日)の毎日新聞に、「安倍前首相再始動 改憲に意欲 保守議連出席」という記事が出ている。
11月3日は憲法が公布された記念日だが、その日に、再び安倍晋三氏は「元気に」改憲に動き出しているわけである。

そして相変わらず「最初に改憲ありき」でどの条項を変えたいのか正面からはっきりとは言わない。

枝野幸男立憲民主党代表などは、解散権の制約を明記する「改憲」の必要性を口にしたことがあるが、軍隊を持ちたいとする「9条」改正とは、同じ「改憲」といっても中身は全く違う。
どの条項を改憲するのかということを提示せずに、ただただ改憲と言っても意味はない。

この「改憲ありき」論で思い出すのが、先に否決されたいわゆる「大阪都構想」を進めた大阪維新の「二重行政」論である。

これも「二重行政」そのものが悪いかのようにいうが、悪いのは、「行政の無駄」であって、それは二重のあるなしとは関係ない。
二重でなくても、「無駄な」行政は削るべきだろうし、
住民にとって必要なサービスなら「二重」であっても行わなければならないだろう。

しかも先の「都構想」住民投票では、大阪維新も「今、二重行政はない」と述べていたのに、スローガンとしては、二重行政解消が挙げられていた。

安倍氏の「改憲」の議論と同じで、維新もスローガンだけが先行している。
まあ、発想が似たり寄ったりなんだろう。

by kazuo_okawa | 2020-11-04 07:47 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)