最年少棋士・藤井聡太棋聖が8月4、5日に行われた王位戦七番勝負第3局で、木村一基王位に勝利し、シリーズ3連勝でタイトル奪取に王手をかけた。
スーパースター藤井棋聖は、王位も奪取すると「最年少二冠」「最年少八段」の二つの記録も達成するが、まず間違いなく実現するだろう。
本日の対局は木村王位の62銀(行方尚史九段曰く「這いつくばった木村印の一手」)や藤井棋聖の84香(同じく「これは思いつかない」)など実に素晴らしい展開であった。
最終的に藤井棋聖が勝利したのだが、見ていて思ったのは、木村ファンは応援していて大変だろうな、ということである。
基本的に受け将棋である。
受け将棋というのは、第三者的に見ているとどうということはないが、応援していて、一体となってみていると結構疲れる。
比ゆ的言えば、耐えて、耐えての繰り返しのようである。
それは木村王位の棋士の歩みとも似ている。
だからこそ、昨年、木村九段が王位を奪取したとき多くのファンが涙したのだろう。
超天才藤井棋聖の王位奪取は間違いないだろうが、一本くらい、木村王位が返さないか、とわずかに、いや可能性は低いが、期待してしまうのである。
【9月10日追記】
残念ながら木村王位は4連敗して失冠した。敗局の姿もファンにとっては胸を打つ。