河井克行・案里夫妻や菅原一秀前経産大臣など疑惑まみれの自民党議員が、
当初言葉ではきちんと説明すると述べていながら、
その後実際は国会を休み倒し、そして何ら説明はしていない。
さて1月26日朝にNHK日曜討論を見ていたら、
稲田朋美氏が自民党幹事長代行の立場で出演し、冒頭、
疑惑議員について「政治家個人が説明するのは当然のこと」とさらっと述べていた。
これは要するに「自民党としては何もしない」というに等しいが、
そもそも「政治家個人が説明するのは当然のこと」と稲田氏が述べるのは一体どういう意味なのか。
この人は、かつて数々の問題を起こしてきた。
南スーダン事件では、「日報隠し」を否定し、
また事実を捻じ曲げる「衝突」表現など繰り返した。
森友事件では稲田氏は弁護士であり、実際は、
右翼森友学園と「ズブズブ」(安倍首相が感情的に反発したあの「ズブズブ」)の
関係でありながらその代理人をしていたことを隠していた(のちに証拠を示されて「記憶違い」と弁明)。
教育勅語を現在でも教育の場で使えるとの違憲発言した(教育勅語自体が違憲である)。
さらには、都議選応援演説で、「自衛隊としてお願いしたい」との中立を逸脱する違法発言を行った。
まあ、色々あったが、批判されて稲田氏は言葉の上では色々と喋ってはいたが、問題性は認めない。
責任もとらない。
稲田氏がNHKで述べた「説明」とはこういうことなのか、と疑ってしまうのである。
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