王道の受け答え!
2020年 01月 07日
対談を読むと、何と、小川洋子氏は将棋盤もこの日始めてみたらしく、全く将棋は知らない。
無論、主役は藤井聡太七段。
将棋を知らない作家の質問にも丁寧に答える。
しかし読者の多くは、それほど将棋に詳しくないだろう。
そう思えば、こういう組み合わせもいいかなと思うのである。
(無論、昨年の木村聡太教授とのある種マニアックな対談もいいのだが))
思えば、何十回となく聞かれたであろうお馴染みの質問であっても、親切に答えてきた、羽生義治九段の姿を思わす。
棋士や将棋好きは合理主義者が多いと思われ、数字そのものに普通意味は無いからである。
完全数「28」を「一つ上回った」からというのである。
藤井七段の素晴らしさを伝えているという意味で見事な対談である。