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by kazuo_okawa

中曽根康弘氏の潔さ!

「戦後政治の総決算」を掲げ、国鉄の民営化や日米安全保障体制の強化などに取り組んだ、中曽根康弘元総理大臣が29日に死亡したという。

死亡者に対して悪く書かないのが日本の美徳であろうが、派遣労働者の導入その他力ずくの規制緩和や民営化、そして国家を軽くしながらも軍事力には力を入れる。
さしずめ今日の格差社会の実現、軍事力強化の走りだとも言える。

中曽根氏は1985年8月15日には、戦後の総理大臣として初めて、靖国神社に公式参拝した。
我々は直ちに靖国公式参拝違憲訴訟を提起したが、こういった国内の動きよりも、中国などから海外の強い批判を受け、それ以降は参拝を見送っている。

その我々の訴訟自体は「(公式参拝は)違憲の疑い」という画期的な大阪高裁判決を得て終了した。

中曽根氏は、自らの野望の実現のためには「風見鶏」になる人物であったが、憲法改正その他自らの政策や信条は隠すことなくストレートに発言した。

ある意味、正直で潔い。

中曽根氏は、軍事力強化について「日本列島を不沈空母にする」という比喩を使って説明した。
集団的自衛権の議論の時に安倍首相が行った、国民を騙す為のインチキな比喩とは大違いである。

また中曽根氏は、靖国神社に首相として参拝する意義を「国が奉ること無くして誰が国のために命を落とすか」と述べて、国家の為に命を捧げることに報いる意義をストレートに発言した。
だからこそ、中曽根氏は正々堂々と、首相として、つまり「公人」として靖国神社に参拝すると公言して、そして実行した。

ひるがえって安倍首相は、卑怯にも靖国参拝は「(公人ではなく)私人としての参拝」と言い切っている。

内閣総理大臣の肩書きを使い、税金の使った公用車に乗ってきながら、あくまで「私人」とごまかすのである。

あれだけ昭恵夫人のために税金を使いながら「昭恵夫人は私人である」というまるで漫画としか言いようのない閣議決定を思い出す。

安倍首相は実際は、憲法改正や「アメリカの為に日本の若者も血を流せ」という信念を強く持ちながら、その様なことは全く伏せて、「9条改正しても何も変わらない」と平然と嘘を言っている。

私は、中曽根氏が行ってきたことに対してはとうてい賛成出来ないが、それでも、安倍首相の数々の嘘を見るにつけ、中曽根氏は潔かった、と思うのである。
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by kazuo_okawa | 2019-12-01 00:17 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)