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by kazuo_okawa

言葉を変えて本質をはぐらかす!

今朝の朝日新聞によれば、

「厚生労働省が、パートや派遣で働く人を「非正規」と呼ばないよう省内に周知」し

ているという。

「非正規」という言葉に否定的なイメージがあることなどが理由という。

「非正規労働者」とは、正規労働者ではない労働者、つまり、派遣労働者、有期雇用

労働者、パート労働者などを一括りとした言葉であるが、これらの労働者はいずれも

一般に労働条件が悪く、雇用が不安定という共通項がある。

それゆえ、イメージの問題でなくて、非正規労働者は総じて正規労働者より労働条件

が悪い。

従って、否定的なイメージがあるというのは言葉の問題ではなくて、「実態」がそう

だからである。

さて、これについては、「モリかけ隠し」のために「働き方国会」と名付けた2018

通常国会を思い出してほしい。

安倍晋三首相は大見えを切って、「非正規という言葉を一掃する」と宣言していたこ

とを思い出すであろう。

明らかに厚生労働者はこの安倍発言に忖度したものだろう。

しかし、安倍首相はこれまでも、「戦争法」を「安全保障法」、「共謀罪」を「テロ

等準備罪」と言葉を変えて、その本質をごまかしてきた過去がある。

「問題の本質をはぐらかす」手法をまたしても取ろうとしているということだろう。

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by kazuo_okawa | 2019-10-21 19:45 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)