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by kazuo_okawa
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久保九段のエール

6月1日に常翔ホールで行われた関西将棋まつりに参加する。

将棋ファンならは将棋祭りは懐かしい。
しかしかつて近鉄百貨店で行われていた将棋まつりが中止されたため、久保利明九段らの尽力で2016年から復活されたものである。

この日は東京から渡辺明二冠も参加。
すると参加者の格からしてして,普通,メイン対局は渡辺二冠対久保九段となるだろう。

しかし、久保九段は、将棋大会優勝者(今年の小学生名人)との記念対局を選んだ。
ここに久保九段の思いが出ている。

久保九段自身が、小学生のころ、将棋まつりで当時のスター林葉直子女流棋士と指してもらった思い出があり、また記念対局で二上達也九段と飛車落ちで対局した経験がある。
当時、プロの強さを感じたという。
それらは未だに思い出となっており、だからこそ、将棋祭りを復活したという。

さて関西将棋祭りの子供名人は、実は、今年の小学生名人でもあった。
この歴代小学生名人は、羽生九段らそうそうたるプロ棋士を輩出しているいわばプロ棋士の登竜門である。

今年の優勝者は炭崎俊毅君(小五)。
先ほど,NHKで放映されたが、井上慶太九段道場に通う名門の門下だという。
マイ座布団を用意し、椅子の上に正座して対局する。

そして敗れた小学生がマイクを向けられた感想で「悔しい」と感情を吐露するのに対し、炭崎君は優勝直後のインタビューでは「気持ちの整理がつかない」、表彰式後は「準決勝、決勝と内容が悪かったので改善していきたい」。
まるでプロの言葉である。

現にプロ棋士を目指すという。

その炭崎俊毅君は、関西将棋まつりの公開対局で何と久保九段を相手に「角落ち」の手合いを選んだ。
対する久保九段は「フルパワーで闘う」と宣言。
そして現に、プロの貫禄を示して勝利した。

久保九段が勝ちいってるのは、見ていても分かる。

炭崎俊毅君の8筋からの果敢な攻撃は見事であったが、実は久保九段が攻めを誘ったといえ、プロの奥深さを知るとともに、そこからの久保九段のカウンター攻撃が恐ろしく強い。
普段は優しい久保九段であるが、プロの凄さを見せつけた一局であった。

対局後。久保九段は、勝負師の顔から、やさしい普段の姿に戻り
自身の小学生時代を語るとともに、炭崎君の強さを褒め、
そして
炭崎君に対し「今日のことは覚えておいてほしい」、と締めくくった。

無論これは、おそらく近い将来プロ棋士に成る可能性の高い有望な小学生へのエールである。
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by kazuo_okawa | 2019-06-02 14:20 | 将棋 | Trackback | Comments(0)