人気ブログランキング |

私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

国が責任を負わない金額!

今朝の朝日新聞の3面見出しに「強制不妊 憲法判断は」と出ている。

1948年から1996年まで存続していた旧優生保護法では、身体障害や知的障害があったり、素行に問題があった人たち「不良な」子どもを作らせないために強制的に不妊手術を受けさせていた。
その違憲性を問う訴訟である。

これに関して、先月、旧優生保護法に基づいて強制不妊手術を受けさせられた何万人もの被害者に対し、一時金を支払う法律が成立している。
そこで成立した「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律」では、被害者に一律320万円が支払われるというものである。

安倍晋三首相は談話を発表し、「多くの方々が、特定の疾病や障害を有すること等を理由に、(中略)旧優生保護法に定められていた優生手術に関する規定が削除されるまでの間において生殖を不能にする手術等を受けることを強いられ、心身に多大な苦痛を受けてこられました。このことに対して、政府としても、旧優生保護法を執行していた立場から、真摯に反省し、心から深くお詫び申し上げます」と述べた。

安倍首相は、例によって言葉は丁寧だが、この「お詫び」は果たして、国が責任を認めた金額でしょうか。
無論違います。

過去の事例が示しています。
水俣病、戦後補償、慰安婦基金、その他もろもろ…。
国は責任を認めない。しかし、「見舞金」は払おうという金額が歴史的に一人200~300万円なのである。

今回「320万円」

物価上昇に合わせてはいるが、国が責任を認めていないことは金額自体が表している。

仙台地裁がどういう判決を出すのか興味深い。
【28日追記】
上記の国家賠償請求訴訟の判決が28日、仙台地裁で言い渡された。残念ながら中島基至裁判長は、賠償責任を否定した国の主張を認め、原告の請求を棄却したという。


トラックバックURL : https://okawakazuo.exblog.jp/tb/28341176
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kazuo_okawa | 2019-05-27 08:18 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)