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by kazuo_okawa

永瀬新叡王の凄さ!

4勝0敗のストレート勝ちで叡王を奪取し、予定されていた対局番組がなくなったことからだろう(そして名人戦も同様の事態となった)、ニコ生は22日に2015年の電王戦(棋士対AIの5対5の団体戦)永瀬拓矢六段(当時)対AI・Seleneの対局を再放送した。

2014年の電王戦で唯一棋士側は豊島将之七段(当時・現名人)しか勝てないという中で迎えた2015年電王戦であり、棋士側はもはや負けられない、という絶壁状況だった。
そういう厳しい状況下で、永瀬六段は勝利したのだが、その放った一手が、伝説の27角成らず!

通常は「成り」であり、この「成らず」は通常指さない手(その意味ではあり得ない手)なのである。
ありえないゆえAIはここでフリーズする。
しかし永瀬六段はそのフリーズをまるで知っていたかのように、体を崩して「放つておくと投了すると思うんですけど…」というのである。

実際はそのまま、AIは王手放置で別の手を指し反則負け。
永瀬六段勝利である。

無論、これは人間同士の対局とは違う。
「盤上この一手」ではなく、AIの弱点を研究し尽くして、人間同士ではありえない一手を放ったからである。
無論それは、<全てはAIに勝つために>である。

そこが凄い。

思えば、藤井聡太四段デビュー時に羽生善治三冠(当時)、佐藤康光九段ら錚々たる棋士と闘うという「炎の七番勝負」が企画された。

この企画で何とデビュー間もない藤井四段が羽生三冠を始め6人の棋士に勝利し、その天才ぶりをいかんなく発揮したが、この七番勝負で唯一藤井四段に勝利したのが、この永瀬六段なのである。

いつ、いかなる時にでも、勝つために最善手を尽くす。

人呼んで<負けない将棋>

5人のタイトルホルダーの中でひときわ異彩を放つ棋士である。
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by kazuo_okawa | 2019-05-23 00:10 | 将棋 | Trackback | Comments(0)