毎日新聞ニュースによれば、< 河野太郎外相は21日の記者会見で、日本人の名前のローマ字表記について「姓―名」の順番で表記するよう各国の主要報道機関に要請すると表明した。現状は、安倍晋三首相は「Shinzo Abe」と記載されているが、「Abe Shinzo」にするよう求める。>という。
遅すぎるくらいの当たり前の話である。
小中学校で、ローマ字表記・英語を習い、疑うことなく、「名―姓」の順と教えられてきた。
しかし高校生の頃に本多勝一氏の著作で、自らのアイデンティティーを表す名前の表記をわざわざ「アメリカ語」に合わせる必要はなく「姓―名」の順で書くべしとの意見を知り感銘を受けたことがある。
以来、「Okawa Kazuo」と表記してきたが、いつの時だったか、その旨英文契約書に私がサインした時に「Okawa, Kazuo」と間に「,」を入れられたことがある。
わざわざ逆順であることを示すのであり、気分悪いことこの上ない。
属国なのか、と感じてしまう。
河野外相もたまにはいいこと言うなとニュースを読んでいると、
要請の理由は、2000年国語審議会答申やG20首脳会議なども控えている事の他、「令和」という新しい時代になったことを上げたという。
アメリカの属国委表記を止めるというのは正しいが、その理由がいまいち的外れというか、情けない。
とりわけ「令和」など何の関係もないだろう。
.