日本維新の会の丸山穂高衆院議員が、北方領土返還に関し「戦争をしないとどうしようもなくないですか」などと発言した問題について、維新代表の松井一郎大阪市長が14日、「国会議員としての一線を越えた。これまで北方領土返還に向けて尽力してきた全ての皆さんの行為を踏みにじる発言」と述べたという。
そして党として除名の方針だという。
各メディアも、丸山議員を批判し、<軽々しく戦争発言すること自体が問題><外交に支障をきたす><国益に反する>その他こぞって批判しており、その批判はすべて正しい。
しかし同時に、この人は「国際紛争を解決する手段」として、「戦争をしないとどうしようもなくないですか」と述べているのであり、「国際紛争を解決する手段」として戦争を放棄した我が国の憲法に真っ向から違反しているのである。
そもそも、国会議員は、憲法尊重擁護義務を負っている。
にもかかわらず、丸山議員はこの憲法尊重擁護義務に違反した発言を公然としたのである。
丸山議員は党の辞職や除名ではなく、そもそも国会議員を辞めるべきだろう。
<憲法尊重擁護義務>に欠けているということはそれくらい大変なことだとメディアはもっと指摘してほしい。
無論、次には安倍首相である。
この人ほど、憲法をないがしろにしてきたものはない。
メディアは今こそ、憲法尊重擁護義務の意義を強く打ち出すべきだろう。
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