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by kazuo_okawa
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無罪推定原則からは…

19日に池袋で母子が車にはねられ亡くなった暴走事件。
運転者が逮捕されていないことへの疑問の声については、逮捕の濫用自体が問題であるとすでにブログに書いた。

さらにはこの加害者の呼称が問題になっているという。

加害者は旧通産省工業技術院の飯塚幸三氏。
この飯塚氏に対してメディアが「飯塚元院長」や「飯塚さん」と呼称する事に対しても批判があるという。

有罪の判決を受けるまでは無罪推定をうけるという刑事司法上の原則からすれば、肩書や「さん」づけをすることは何らおかしくない。
むしろ「犯人扱いせよ」と言わんばかりの批判の方がおかしい。

これで思い出すのが、ちょうど25年前の松本サリン事件の河野義行氏である。
1994 年6月27日、長野県松本市で発生した松本サリン事件。
被害は死者8人、重軽傷者660人。
事件直後、妻共々自ら被害者ながら事件への関与を疑われ「犯人」扱いされた元会社員河野義行氏である。
彼は警察に執拗に取調べられマスコミも連日のように河野氏への疑いを記事にした。

後に全てはオウム真理教の犯行とわかり、彼の潔白が証明されるのだが、それまでの間、河野氏は冤罪と報道被害に苦しんだわけである。

河野氏の凄いところはそれからである。

彼はオウム真理教の教祖麻原彰晃こと松本智津夫被告人を、審理中は終始「麻原彰晃さん」と呼んでいたのである。
そしてその理由は「無罪推定原則だから」ときちんと説明していた。

実に素晴らしい。

呼称で迷うくらいならいっそ「匿名報道」にすればよいだろう。
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by kazuo_okawa | 2019-04-27 15:36 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)