本日(3月23日)アクア文化ホールで行われた「カジノあかん!大阪の経済・くらし・文化を守る市民大集合」に参加する。
私は熱心な将棋ファンであるが、ギャンブルには全く興味が無い。
将棋は、情報が完全にオープンにされ、対局者双方に公平で、ゲームそのものには運の要素がない。
ギャンブルは、情報が不完全であり、胴元が必ず勝つ不公平なゲームであり、長期的には胴元に作為の余地がある。
それやこれやで、ギャンブルなるものは、どこから見ても、何ら面白くないゲームだと思っているので、競馬、競輪のたぐいはもとより宝くじすら一度も買った事は無い。
第一、「私が10桁の数字を思い浮かべますのでそれを当ててください」と言われて当たると思いますか。
そもそも、宝くじを買うと言うことは、こういう非合理な事が起こる(つまり10桁の数字を当てることが出来る)と信じていることとほとんど同義なので、私からすれば、非合理きわまりない、といえる。
それゆえ、私からすれば、そんな非合理なカジノに、税金を使うと言うこと自体が、全く無駄使いきわまりない。
しかし、大阪維新はカジノを進める。
「無駄使いを無くす」がスローガンのはずの大阪維新が進めるのである。
さて、本日は二人の講演者、すなわち、横山實国学院大学名誉教授と滝口直子大谷大学教授がメインであるが、同じくカジノに反対する8団体や、各政党など余りにも盛りだくさんであった。
なんと、舞台に上がった登場者は、司会者や主催者代表西澤信善教授を含めて、なんと、なんと53名!!
堅いテーマで、約2時間40分の長丁場であったが、共産党清水ただし氏、自由党渡辺良彦氏、そして社会派落語家笑福亭竹林氏が笑いをとるので、退屈しない。
(滑った人もいるので、話術の勉強にもなる)
そして本日の長丁場のポイントは、①カジノは外国から観光客が増えて経済が活性化する、などということはない(カジノ目当てに来ない)②狙われるのはリピーター候補の地元大阪府民③カジノのリピーターは結局、カジノ依存症④「府・市」のパンフレットには、カジノは「時間」「金額」を限れば娯楽だとだけ書いており、これでは依存症対策は期待できない⑤問題ギャンブラーは周りのものに迷惑を及ぼす
結局、カジノは「普通の日本人をスロットマシンでギャンブル依存症に陥らせそして全財産を巻き上げる」
こんなものに税金を使っていいんでしょうか!!
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