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by kazuo_okawa
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ダメな理由はない!

2018年11月 25日のブログで、阪急電車によく広告される、日能研の「シカクい頭をマルくする」中学入試シリーズで立命館中学の入試問題が出ていることを紹介した。

非常に面白い問題であり感心したが、同時に「代数」を使えれば難なく解けるのに、これを、代数を使わないでどうして説くのだろう、と疑問を呈したブログである。

実は、私は<中学入試問題では「小学校で習う解き方で解く」つまり、代数や方程式は使ってはいけない>と思い込んでいたが、どうやらこれは誤解であり、しかもこの誤解は広くいきわたっているようである。

これが誤解と知ったのは、朝日新聞3月11日付「中学入試 方程式はNG?」という記事である。
大変面白い記事で、実は、中学側は、何と、方程式で説いたとしても「ダメな理由はない」という。
つまり正解なのだから、不合格にする理由はないという。

では何故こういう誤解が生じたかと言えば、小学校教育では「教科書と違う解き方は誤り」としていることにある。
<鶴亀算を教えているのだから、鶴亀算以外の解き方をしてはいけない>
<ジュース47ダースの本数を求める計算は、12×47と教えているから、47×12では誤り>などなど、要するに、正しくても、教え方と違うのは誤りというわけである。

ここに、我が国の教育の問題点の本質が如実に表れている。

つまり、我が国の教育は<真理、真実を追究する>のではなく、<言われた通りに従う>ことを重視していることがわかる。

この教育の行きつくところは、何なのか。
要するに<言われたことに従え>

<言われてことに従わないのは、真理として正しくてもダメ>

繰り返すが、この教育の行きつくところは何なのか。

大変、恐ろしい。
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Commented by 看空 at 2019-03-13 20:44 x
看空です。
「数学をいかに使うか」という志村五郎さん書かれた、筑摩書房文庫の本がありますが、その136p-138pに、
「時代によって考え方が変わって来て昔の考え方にこだわるべきではないということである」
「方法の制限、をしようというのは実際的でも有用でもない」
「要するに使えるものは何でも使った方がよいのである」
と述べています。
このシリーズ3巻はわたしの数学の(考え方の)バイブルです。
参考までに。
Commented by 看空 at 2019-03-14 08:31 x
志村五郎さんのこの文庫(ちくま学芸文庫)、わたしの勘違いで、知る限りでは、次の4冊出ていました。
 おわびして訂正します。

「数学をいかに使うか」2010.12.10第1刷発行
「数学の好きな人のために」2012.2.10
「数学で何が重要か」 2013.5.10
「数学をいかに教えるか」2014.8.10

触れている数学の内容、そのコメント、考え方、素晴らしいものがあります。
一読を。


by kazuo_okawa | 2019-03-12 22:53 | パズル・統計・数学 | Trackback | Comments(2)