ダメな理由はない!
2019年 03月 12日
大変面白い記事で、実は、中学側は、何と、方程式で説いたとしても「ダメな理由はない」という。
つまり正解なのだから、不合格にする理由はないという。
<鶴亀算を教えているのだから、鶴亀算以外の解き方をしてはいけない>
<ジュース47ダースの本数を求める計算は、12×47と教えているから、47×12では誤り>などなど、要するに、正しくても、教え方と違うのは誤りというわけである。
つまり、我が国の教育は<真理、真実を追究する>のではなく、<言われた通りに従う>ことを重視していることがわかる。
要するに<言われたことに従え>
<言われてことに従わないのは、真理として正しくてもダメ>
繰り返すが、この教育の行きつくところは何なのか。
「数学をいかに使うか」という志村五郎さん書かれた、筑摩書房文庫の本がありますが、その136p-138pに、
「時代によって考え方が変わって来て昔の考え方にこだわるべきではないということである」
「方法の制限、をしようというのは実際的でも有用でもない」
「要するに使えるものは何でも使った方がよいのである」
と述べています。
このシリーズ3巻はわたしの数学の(考え方の)バイブルです。
参考までに。
おわびして訂正します。
「数学をいかに使うか」2010.12.10第1刷発行
「数学の好きな人のために」2012.2.10
「数学で何が重要か」 2013.5.10
「数学をいかに教えるか」2014.8.10
触れている数学の内容、そのコメント、考え方、素晴らしいものがあります。
一読を。