豊中国有地行政訴訟第13回口頭弁論報告
2019年 02月 19日
いわゆる森友学園に豊中国有地を国が激安で払い下げたその売買契約書の開示を求めたところ一部「黒塗り」だったのでその非開示の取消を求め、その後、一転開示されたことから、国家賠償請求に切り替えた訴訟である。
いわば最終弁論であるということもあって、雨中にもかかわらず傍聴席は文字通り満席。
この日も冒頭に満員の傍聴席に向かって「皆さん、ご苦労様です」
意表を突く言葉に傍聴席は和むも「皮肉かいな」の声も。
それを耳にしたか職員は「いやいや心からご苦労様と思っています」
こう述べたから傍聴席は拍手である。
ついで、一般的な注意事項を述べた後「法廷では拍手もしないように」と述べたので、爆笑とまたまた拍手。
その笑いを受けて「こんな風貌ですからお笑いになるかもしれませんが、笑わすために来ているのではありませんから」と閉めたので、さらに拍手で終わった。
二年前、前任の裁判長が「契約書は複数あるのですか?」と傍聴席の笑いを誘ったことを思い出す。
内容は、被告第7準備書面陳述、原告準備書面7陳述である。
原告の書面を私が要旨述べた。
内容は、本件のような8億円値引きが確認されていないにもかかわらず違法な値引きをした近畿財務局は、まさしくその違法を隠すために不開示にしたのであってこういう場合には従来のような判断手法(調査義務を負わずそのままゴミがあるものとする手法)を取ってはいけないなど述べた。
約3か月先となった。
主役木村真氏は、この裁判の意義と、市民の常識で判断してほしいことなど思いを述べた。
私の方は、判決が3か月先になったことについて「(善解し)棄却するなら国の論理ですぐに判決が書ける。法廷で述べた如く、歴史的意義・社会的意義に答える判決をしてもらえると期待している」となど述べた。
2019年5月30日午後3時、202号法廷です。
本日のように満席で埋め尽くしていただきますようお願いします。