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by kazuo_okawa

たとえ10人の犯罪者を逃そうとも…

英米の翻訳ミステリを読んでいると「たとえ10人の犯罪者を逃そうとも、決して一人の無辜も罰する事なかれ」という言い回しがよく出ている。
これは「疑わしきは罰せず」という近代刑事司法の原則を端的に言い表したものである。

しかし日本の刑事司法は逆なのではないか、と思うことがある。
つまり「決して一人の犯罪者も逃すことなかれ」

まるで、保釈して「一人でも逃したら」まずい!と考えているようである。

不謹慎を承知で言えば、裁判官とて人間であり、間違いを起こすこともあるとすれば、一定の確率で逃亡する者もいるだろう。
しかし、それこそ「人権第一」の証左である。

ところが我が国の裁判官は保釈して逃亡されることを恐れる。
これは一体どちらを向いているのだろうか…。
世界に希なる「人質司法」と呼ばれるゆえんである。

今朝の新聞の一面は、特別背任などの罪で追起訴された日産自動車のカルロス・ゴーン氏について、東京地方裁判所は15日、保釈を認めない決定をしたというものである。

これでゴーン氏は昨年11月の逮捕以降、およそ2か月間にわたって身体拘束されている。

せっかく日本の刑事司法も近代的であることを示すチャンスだったのに。
これでは国際的非難は更に強まるだろう。

それが日本の刑事司法を変える契機に是非なってほしいのだが…。
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by kazuo_okawa | 2019-01-16 20:52 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)