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by kazuo_okawa

川口教授の講演を聞く

本日、連合大阪法曹団の定期総会の記念講演で、川口美貴関西大学教授の講演を聞く。
川口教授のご専門である「労働者性」であるが、非常に斬新で、通説を痛烈に批判する。

即ち私たちが学んできた「使用従属性」「指揮命令下」といった概念を次々と批判するのである。
そして、いわゆる労働者性を判断する、通説の各要素を批判し、結局、具体的な労働供給契約のもとで、労働の供給を受けるものとの関係で「労働者性」が決まるという。

従って、「労働者性」は、場面場面で異なり、ある人がある場面では「労働者」、別の場面では「労働者」ではない、ということが起こる。
しかも、供給を受けるものとの関係も考慮するから「消費者」相手の場合でも、「労働者」となる場合がある。

いやあ斬新である。
労働者性は場面、場面で考えるというのはまだしも、「消費者」相手の場合などは非常に画期的というか、今まで考えていなかった発想である。

川口説は「労働者」の概念は広がり、労働規制が働くということが分かる。

しかし、ビルゲイツのような大金持ちは、仮に、気まぐれで「セブンイレブン」にアルバイトに行ったときは、その限りでビルゲイツが「労働者」というのはどうなのか。

いやあ、理屈はわかり、素晴らしい説ではあるが、咀嚼するには時間がかかる。

昨日ブログに挙げた藤井聡太七段。
100年に一度の天才であり、彼は「労働力」以外にも商品を持っている。

しかし、川口説では、対局は「非労働者」、そして解説は「労働者」という結論は当然となる。
う~ん、なんというか、いやあ、じっくりと考えたい興味深いテーマである。
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by kazuo_okawa | 2018-12-06 23:59 | 労働 | Trackback | Comments(0)