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by kazuo_okawa

ロボット工学者の刺激的発言!

9月中旬、大阪弁護士会で生命科学者仲野徹氏とロボット工学者石黒浩氏の講演と対談という極めて魅力的な催しが行われた。

遺伝学をもとにした中野氏の講演も興味深いものだったが、なんといってもロボット工学者石黒氏の発言が刺激的で面白い。

石黒氏の業績は、「そっくりロボット」としての「ご自身ロボット」やマツコ・デラックス、さらには桂米朝などのロボットを作成してきた学者という普通のニュースレベルでは知っていたが、まとまって講演を聞くと、いやあ、実に興味深い。
要するに、非常に大きなスケールで考えると、有機物質は一時的なものにすぎず、地球の歴史的規模では「無機」にはじまり,「無機」に終わるだろうという。

つまり、長大なスパンで考えると、この宇宙で生き残るにはどうしてもロボット(無機である)が必要となる、というのである。
その意味で「パラリンピック」は理想であり(人間の不自由な部分を、器具、つまり「無機」が取って代わる)、結局、人間とはつきつめれば「思考出来るもの」と言い切る。

長いスパンでは「記憶力」すら不要となるだろうという(スマフォを埋め込めばよい)。
逆に言えば、「思考できる」のが「人間」であり、他の能力はロボットで取って代わられる。

いやいや凄いですね。

とまあ、内容自体も引き付けられるのだが、弁護士向けにもかかわらず(いやそうだからだろう)弁護士に対しても、挑発的発言を繰り返すのである。
これが、いやいや、何というか、凄い(例えば、弁護士は平気で「意識あるか?」などというが「『意識』とは何か」などわかっていない、分かっていないのによく言えるな、などなど)。

この催しの直後、私は、石黒氏の著書3冊を購入した。
以下の3冊である。
『アンドロイドは人間になれるか』(文春新書)
『僕がロボットをつくる理由』(世界思想社)
『人間とロボットの法則』(日刊工業新聞社)

講演で使われたグラフなどは、ほぼほぼ『人間とロボットの法則』であるが、私の読んだこの3冊はいずれも面白い著で、お勧めである。

前述した通り、弁護士向け講演でありながら、聴衆の弁護士を「挑発する」学者は実は石黒氏のみならず時折おられる。
いずれも、独創的な自信家であるに違いないだろう。
実は、私はこういう人も結構好きである。
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by kazuo_okawa | 2018-10-13 21:28 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)