どの集まりでもいますね。
人の発言を遮って、自分勝手に喋りまくる人。
嫌われているが、たいていの人は「大人の対応」をするため、本人は気付かない。
まあ、「お友達レベル」ならこんなことは許されても、これが政党のリーダー、あるいは、国のリーダーなら困ったもんです。
17日、祝日のためかどうか知らないが、テレビのニュース番組に、自民党総裁選の候補者安倍晋三氏と石破茂氏が各局に連続して出演した。
出来る限り視聴したが、呆れてものが言えない。
個々的な批判は山ほどあるがそれは別として、そもそも安倍氏が喋りすぎだろう。
安倍氏の意を受けたとしか思えない自民党選挙管理委員会からの「公正報道要請」。
要するに、新聞報道は、同じ量にすべきであるという「形式的平等」の要請である。
この要請自体が「現職有利」で、しかも、メディアの「報道の自由」を規制するものであることを自民党はどう考えているのだろうか。
そのこと自体もひどいが、その自民党の要請した「形式的平等」を安倍氏は全く無視しているのである。
例えば、あるテーマで安倍氏が喋る。司会が1分くらいでといってもお構いなしに時間オーバーする。次いで石破氏。これであるテーマについて双方の考えがでたと思いきや安倍氏はさらに発言しようとするのである。
こういう「不公平」を本人は何とも思わず、勝手にしゃべりまくっている。
ルールを守らないことを自白しているのである。
もりかけもこんな感覚なんだろうな。
【22日追記】
9月21日付朝日新聞「記者レビュー」はこの日のテレビの様子をとらえ、「各局で攻め込まれる首相。テレビは、目が泳ぎ、論点をずらし、司会者の制止を遮り話し続ける姿をあらわにしたのだ。普通に受け答えしている石破氏が堂々と見えてしまうほどにだ、だ。」と断じている。
見事に的確にとらえている。
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