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by kazuo_okawa

保釈中の再犯で起訴倍増

8月16日付け朝日新聞夕刊の見出しである。


リード文は<刑事事件の被告が保釈されるケースが増える中、別の事件を起こして起訴されるケースも増えている。2016年は162人にのぼり10年前と比べて倍増。再犯を防ぐ対策の必要性を指摘する声もあがる。>とある。


これだけを見ればあたかも、まるで保釈を増やすから、再犯が増えたといわんばかりである。


しかし記事をよく読めば、

<この10年間で、保釈率は2倍を超えた。>
<保釈中に別の事件を起こし起訴された人数は倍増した>

というものである。


「率」と「人数」を単純比較するといういささか不合理な手法であり、読んでいて極めて違和感を覚える記事である。


仮に、保釈率の倍増が「保釈人数の倍増」を意味するなら、
人数が増えた分だけ、同じ比率で(つまりどちらも倍増)再犯者も増えており、統計的には有意差はない。


いや、絶対数として<再犯者が増えている>ことが問題と言われるかもしれない。


しかし、その場合は、<保釈しなかった場合(この場合は保釈はないから執行猶予後となるが)の再犯>と比較すべきであるがそういう検証はなされていない。


身体拘束率が高く<人質司法>の異名がある日本の刑事司法。
もっと保釈が認められなければならない。

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by kazuo_okawa | 2018-08-17 08:03 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)