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by kazuo_okawa

世の中はわかりやすくない

6月25日付朝日新聞朝刊文化欄に、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した是枝裕和監督のインタビューという非常に興味深い記事が出ている。

表題も見出しだが、
「犯罪者と自分とは違う」感覚広がる社会は危険」という目につく見出しもよい!
とかく、「犯罪者と自分とは違う」感覚がやたら蔓延しているからだ。

受賞対象となった映画「万引き家族」は社会から見捨てられた人たちの生きざまを丁寧に描いた作品らしくこの作品自体も評判を呼んでいるが、SNSなどで展開される“場外戦”も話題を呼んだという。

その“場外戦”。

要するに是枝裕和監督が「公権力とは距離を保つ」と発言したことに対して、「助成金をもらっているのに矛盾している」とSNS上で批判があり、賛否の議論がわき起こっていたという。

馬鹿馬鹿しい批判である。

助成金は、結局は税金であり、いわば私たちの「お金」である。
私たちが、素晴らしい芸術表現を期待して文化助成しているのである。

是枝監督は、決して、安倍首相に助成金をもらったわけではない。
自民党政権にもらった訳でもない。

あらゆるものから自由たるべき芸術家にとって、権威や公権力から距離を保つのは、いわば当たり前である。
こういうことで批判されるというのは大変悲しい社会である。
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by kazuo_okawa | 2018-06-26 22:59 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)