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by kazuo_okawa

羽生竜王、2手目62銀!

佐藤天彦名人に挑戦する名人戦7番勝負第6局。
名人の3勝2敗、羽生義治竜王からすればカド番である。

その重要な対局に羽生竜王は、名人の初手26歩に、なんと2手目62銀!

いやあ、古くからの観戦将棋ファン(見る将)ならこの2手目だけで体が震えるだろう。
20数年前の対谷川浩司戦をはじめ、羽生竜王が「不利」と言われながらも駆使した戦法である。

もっともこの時は初手76歩に対する2手目で、この場合の2手目62銀については羽生竜王自身数局連採したうえ、結局、「よくない」と結論付けたはずであったが…。
但し、プロ的には同じ2手目62銀でも、初手26か76かで違うのかもしれない。
とはいえ素人的には初手26に62なら、先手に飛車先交換されて余計よくないと思うのだが、近時ソフトの影響で飛車先交換はそれほど得はないとされてきたので、ヴァージョンアップされた2手目62銀なのかもしれない。

いずれにせよ意外な一手をこの重要な一局に用いた。
おそらく思うところがあっての採用だろう。

振り返れば、対局前に大橋流で駒を並べるとき、羽生竜王は通常は角行の前に歩を置くときには(頭の丸い)角行に当たらないように置き、飛車にはむしろ飛車のエネルギーをもらうように飛車に歩の駒を当ててその前に置くといわれるが、本日は(飛車は無論)角行の前の歩も、角行に当てて並べた。

本日の作戦を力戦型とあらかじめ考えており、それが力強い駒並べとなったのだろう!!
2手目62銀!
この後の展開が実に楽しみである。

【20日追記】
その後、見ごたえのある攻防が続き、佐藤天彦名人が防衛した。
内容及び柔軟な名人の差し回しは見事である。
羽生竜王の工夫した力戦を制したのであるから、名人の強さを物語っている。

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by kazuo_okawa | 2018-06-19 12:23 | 将棋 | Trackback | Comments(0)