映画「第9条」
2018年 05月 13日
タイトルそのままに日本国憲法第九条に真正面から挑んだ力作。
どのような成り立ちでこの条文が出来たのか?大東亜戦争、日本国憲法成立の歴史、朝鮮戦争、米ソ冷戦、沖縄の米軍基地問題、拉致、核など、多角的に九条の存在に切り込む。果たして、日本国憲法第九条は維持すべきか?破棄すべきか?とみるものをして考えさせる、という作品である。
ハリウッド不朽の名作『12人の怒れる男』を思わす如く、12人の若者が熱い議論を交わす。
内容自体も「9条」について幅広く論じられ、作り物ではあるがそんなに違和感を感じない。
にもかかわらず、この映画は商業映画館では上映してもらえず、自主上映会が要請されているのでえある。(5万円で貸し出し、あと2万円出すと監督が話に来てくれる。申込みは「9条」ホームページから)
過去の上映履歴を見ても、さすがにメジャーは(商業的に割が合わないと判断して避けることあるだろうから)無理としても、もう少し、ミニシアターで上映されててもよいのではないかと思うのである。