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by kazuo_okawa

羽生竜王、2勝目!

76期将棋名人戦第三局は、羽生義治竜王が佐藤天彦名人を下して、シリーズ2勝目を挙げた。これで、羽生竜王から見て2勝1敗である。

角替わりの最先端の将棋である。

それがいかに最先端の高レベルの闘いであるかは、アマチュアには難しすぎる。
超一流プロの解説を得て、その凄さが理解できるというものである。

Abema解説は深浦康市九段。
A級順位戦最終一斉対局で、最後の最後に久保王将を破り、6人プレイオフを演出したA級九段である。
いうまでもなく超一流の実力者である。

その深浦九段の解説がこの対局の凄さを裏付ける。

結果は羽生竜王の勝利だが、敗れた佐藤名人の「62手目に34銀とさせられたのが悪かった」という弁に対し、深浦九段がその意味が難しい、というのである。
さらには勝者羽生竜王の「玉頭の歩」に関する感想を述べたとき、これまた深浦九段が、これがどの場面を言っているのか難しいですね、と率直に述べる。
まあそれくらい高レベルの対局を羽生竜王が制したのである。

7番勝負の3局目で2勝1敗。
羽生竜王が名人位奪取に一歩近づいたことは間違いないだろう。

いや、そもそも、羽生竜王は現在タイトル通算99期であり、この名人戦を制すれば、100期目に当たる。
こういう節目に、名人戦という大舞台が用意されるところに羽生竜王の強運を感ずる。

一昨日の前夜祭に参加し、奈良ホテルの関係者に挨拶をさせていただいたが、その時に「羽生竜王のオーラは凄すぎる」との感想をいただいた。

いや何というか、全てが羽生竜王の100期目に向かっているのだろうか。

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by kazuo_okawa | 2018-05-09 21:30 | 将棋 | Trackback | Comments(0)