私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
カレンダー

「憲法改正」に誘導する読売新聞のおぞましさ!

朝日新聞の4月30日記事について書いたが、一方の読売新聞はどうなのか。

天皇の「象徴行為」の役割として、新天皇の「行事再編」とある。
こんなところにも、「朝日VS読売」が垣間見えるのであるが、
この意味するところは、昨日のブログに書いたとおりであり、詳しくは白井聡氏の近著を是非お読み頂きたい。

さて、30日付読売のひどいのは、トップ記事ではないが、一面に「憲法改正 賛成51%」との「本社世論調査」を挙げて、「憲法改正」の方向に誘導していることである。
(しかも10面、11面と見開き2頁にわたって、「憲法改正」へ誘導すべきとしか思えない記事構成である)

今回、読売の世論調査の特徴は、よくある電話方式ではなくて、「郵送方式」をとったことにある。

その調査は、全国有権者3000人に、3月13日から4月18日にかけて、郵送で世論調査し、返送は1980通であったが、対象者以外の回答などあったことから、1936人の回答(65%)を調査したものという。
そして、「憲法改正 賛成51%」と一面見出しにしているわけだ。

ここには、無回答の35%を全く無視している。

単純に分析すれば、無回答が一番多いにもかかわらずである。

そもそも、この「郵送方式」が正しく世論調査となりうるのかどうかは、その実施方法をきちんと説明していないといけない。
世論調査の方法をきちんと説明していなければ検証に耐えられず、それ自体で、信ぴょう性を失うからである。
ところが、その郵送内容の説明が単に「郵送方式」とあるだけで、全く説明がない。
実際、私自身、日頃自宅に数多くの、宣伝封書など届くが、中も見ずにゴミ箱に行くものも少なくない。
一体、今回の読売調査はどういう封書だったのか!

封書の体裁によっては、はなから、「反読売」のものは、中も見ず、応答していない可能性がある。
郵送方式の具体的な説明がないために、その可能性が何らわからない。

しかも、この「憲法改正」の質問の項目を見ると、どの憲法改正かとの中身を問わず、一般的に「今の憲法を改正するのがよいか否か」を問うている。
この質問はひどいでしょう。
同じ、憲法改正でも「天皇制を無くせ」というのと「軍隊をもて」というのは全く違うのにもかかわらず、一緒くたに聞いているわけだ。

これだけでも、くらくらするひどさである。

加えて、読売の世論調査に、家族の別のものが回答した場合は、それは対象から除いたというがそれは実に、44通もあったようだ。
ということは、世論調査の意味を正しく伝えているのかという疑いを持つと同時に、実は読売は気付かなかったが実際には、入れ替わりで回答しているのがあるのではないか、との疑念も残る。

そして「質問項目」
一つひとつを挙げるもの恥ずかしい。
明らかに自民よりの質問でないか。
自民党支持でないものに、なぜ、自民党政治家への「気持ち」を答えないといけないのか。
その後の質問も、同様である。
要するに、仮に、「読売の世論調査か」と思いつつも、とりあえず中身を見てみようと封書を開けても、読んでいくうちに、「反自民」の立場なら嫌気がさしてくるのである。

そうである!

この封書による世論調査なるものは、巧妙に、読売・自民に嫌悪感を持つものを排除する仕組みとなっている。

現に、憲法とは何か、という点で安倍首相と枝野代表で食い違った憲法観を問う質問で、誤った安倍首相の認識、つまり「国の形や理想」とするのが6割なのである。
(立憲主義が理解されていない)

このこと自体が、この世論調査の回答は、安倍・読売支持者の回答だとわかる。

そして、見開き2面に出ている篠田英朗、境家史郎両教授の見出し。

「国民 現状を追認」「曖昧な解釈 正す時」とある。
これ、どっから見ても、安倍「加憲案」である。

学者の「肩書」に騙されてはならない。
と同時に、このインチキの世論調査に何ら言及しない学者の「意見」はおよそ正当なものとは言えない。

どうぞこのおぞましい読売新聞の、新たな世論調査方をを駆使したインチキ・キャンペーンに騙されないでほしい。

【5月2日追記】
2日付朝日新聞の一面見出しは「安倍政権で改憲 反対58%」
「賛成30%に減」である。
郵送方式であるだけに読売同様に、朝日新聞ゆえの逆バイアスのかかった可能性がある。
しかも回答率は読売同様65%。
電話方式よりも回答率は高い。
ならば電話方式の世論調査はどうなのか、という問題も出てくる。
.


[PR]
トラックバックURL : https://okawakazuo.exblog.jp/tb/27227798
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kazuo_okawa | 2018-05-01 00:42 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)