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by kazuo_okawa
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それまでの明日!

原寮の新作を読む。

ミステリ好きだが本格派なので、ハードボイルドはそれほど読むわけではない。
しかし、原寮は別である。
全作ハードカバーで読んでいる。

さて待ちに待った新作。
ミステリの醍醐味は意外性にあり、真相が明かされたときに<あそこはどう書かれていたか>とページを繰って読み直し、<真の意味>をスルーしてしまった、その見事な表現(叙述)に騙されたことを確認するのが心地よい快感である。

今回も、ページを繰り直した。

いやはや、傍点まで打たれているではないか。
14年かけての新作であり、表現の一つひとつに工夫をしているのだろう。

『私が殺した少女』の時ほどの衝撃はないが、それは以前は「意外性」に拘ったが、今回はそれは止めてむしろ本来のハードボイルド仕立てにしたという。

私自身はこの<ハードボイルド+意外性>が好きだったのだが、
原寮タッチに馴染んでくると、それでも面白い。

そもそも「沢崎」という主人公を作り上げたところが素晴らしい。

お馴染みの登場人物が出てきて<沢崎ワールド>に引き込まれるのが、本作の一番の魅力である。

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by kazuo_okawa | 2018-03-25 11:33 | ミステリ | Trackback | Comments(0)