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by kazuo_okawa

シャーロック・ホームズと羽生善治!

将棋界のスーパースター羽生善治竜王が国民栄誉賞を受賞した。
永世七冠の栄誉を祝してのことである。

永世七冠がいかに凄いことかは改めて詳細に述べることはしないが、天才が集まる将棋界のタイトルは一期獲得するだけでも大変であり、ましてや永世位は、その条件が厳しく(タイトルによって違うが例えば王将位は10期獲得など)七大タイトルの一つだけでも大変である(谷川十六世永世名人も、森内十七世永世名人も永世位は名人位だけである)。
一つとるのも大変なのに、それを全てのタイトルで永世位を獲得したのであるから、まさしく前人未踏の快挙なのである。

前置きが長くなったが、そのようなスーパースター羽生永世七冠は、どこが他の棋士と違うのか!
羽生の思考法は、一体どのように素晴らしいのか!

実は、羽生の思考法に次のような名言がある!
「相手が何故それを指さなかったかを考える!」(『永世七冠羽生善治』(宝島社)他)

将棋の基本は「3手の読み」と言われる。
― 自分がこう指す。相手がこう来る。そこでこちらはこう指そう。―
これが「3手の読み」であり、初心者はこのように教わる。
無論、これは基本であり、熟練者やプロはもっと読む。
問題は、相手が「指した手の意味」を考えるのが基本であるということだ。
相手は、何を考えたのか、相手はどこから攻めようとしているのか、あるいは受けようとしているのか!

しかし羽生永世七冠は、指した手の意味だけでなく「相手が何故それを指さなかったかを考える!」というのである。
なんと!「指さないことを考える」!

シャーロキアンなら直ちに思い浮かべるであろう。

「犬が吠えなかった。それが奇妙なんです!」

つまり「ない」ことに注目するご存じシャーロック・ホームズの著名な思考法である。
(拙著『ホームズ!まだ謎はあるのか?』(一葉社)参照)

「ない」ことに着目するのは、意識しないと難しい。
だからこそこのホームズ流思考法は注目されたのである。

羽生善治永世七冠も、このシャーロック・ホームズの思考法を取っていたのである。

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by kazuo_okawa | 2018-03-11 17:07 | 将棋 | Trackback | Comments(0)