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by kazuo_okawa

豊中国有地行政訴訟第7回口頭弁論報告

木村真豊中市議の代理人として提訴した情報公開行政訴訟。
いわゆる森友学園に国が激安で払い下げたその売買契約書の開示を求めたところ一部「黒塗り」だったのでその非開示の取消を求め、その後、一転開示されたことから、国家賠償請求に切り替えた訴訟である。

その第7回口頭弁論期日が2月23日に行われた。

裁判の手続き自体は、被告国第5準備書面の陳述だけである。
しかしこの内容はひどい。
原告木村市議と打ち合わせ、司法記者クラブに緊急記者会見を申し入れたほどである。

何がひどいのか。
それを知るには、前回の裁判を復習する必要がある。

前回、裁判長が、本件の争点として①地中の「ゴミ」が存在したというその判断が正当か、②そして「ゴミ」があることの非開示が法人の正当な利益と言えるか、とまとめた。
その上で、裁判長は、被告に対し「ゴミ」の存在の点を中心に反論してほしい、と述べたのである。
そして被告はその「検討」を約束した。
それゆえ、我々としては、この被告の主張をある意味で楽しみにしていたのである。

しかし出てきた書面は簡単に言えば「肩すかし」。
真実の調査義務はなく、仮に、「ゴミ」の有無が争点になったとしても、当時の資料からすれば「ゴミ」があったと判断してもおかしくないというものである。

これって、おかしいですよね。

何せ、近畿財務局は「ゴミ」を理由に不当値引きした当事者なんですから。
そもそも「ゴミ」のないことは知っているはずです(もとからある「生活ごみ」などではではなくて、8億円値引きとなる新たな「ゴミ」ですよ。「値引き交渉」して、「値引き」の口実にしたのですから、実際は「ゴミ」のないことは知っているその「ゴミ」です)。

それゆえ「木村真怒りの記者会見」になったのですが、それはともかく、訴訟は形があります。

法廷で裁判長が、「調査義務はない」との点の法的な位置づけから被告国に聞きます。

「これが、法的にどういう意味を持った主張なのか」と。
これもわかりにくいかもしれません。

本件は、①黒塗り処分の違法、そして②国家賠償請求法上の違法、と続くのですが、この
「調査義務はない」との被告の主張が、この①と②のどちらに対する反論なのかと聞いているのです。

①黒塗りにした前提が違っていた、すなわち「ゴミ」が無かったなら、黒塗り処分は違法になる、という話です。
被告は、それは認めた上で、しかし「国家賠償請求法上の違法(あるいは義務違反)はない」という主張なのか、と裁判長は被告に聞いたのです。

これに対して被告国は、①黒塗り処分の違法、そして②国家賠償請求法上の違法、と続く流れではなく、本件はあくまで②国家賠償請求法上の裁判だからそこだけで判断すべきとし、しかも原告の主張は十分でない、という反論をしました。
すると裁判長は、前段の関係で「ゴミ」のある無しは関心があり、もう一つ、本件は、契約した担当者(公務員)、非開示を決めた担当者(公務員)が同じなのか、どうなのか、(国家賠償法上の)注意義務の担当は誰なのかを明らかにしてほしい、と述べました。

これに対して被告国は、国家賠償法上の請求については、原告の主張が不十分と考えていますと反論しましたが、裁判長は、「誰の行為か、明らかにしないと、原告としても反論しにくいでしょう」と述べました。

裁判長は、「ゴミ」の存在、注意義務の主体(担当者)の2点に関心があることが、繰り返し述べられたきたのですが、ここでようやく、被告国が「検討する」ことを約束したのです。
以上の、裁判長のやり取りは、あくまで「裁判所のお願い」なので、原告すなわち私たちが(2週間以内に)被告に求釈明することになりました。

尚、この後、被告国が、裁判所の関心は文字通り「ゴミ」だけかなど述べ、些末なやりとりがあります。
裁判長が、被告の主張にあわせて「ゴミ」といっている、と回答したのは当然の話です。

さらに驚くべきは、次回期日の日程を決めるのに,GW後であることを、被告国は絶対に譲らなかったことです。
たかが、「ゴミ」の存在、注意義務の主体(担当者)の2点の主張に、なぜにこれだけの日時がいるのでしょうか?
誰が考えても「引き伸ばし」でしょう。

法廷終了後、私たちの「怒りの記者会見」をしたのですが(そして熱心に質問して頂きありがとうございます)、会見終了後、記者の方が「国は国会開会中は余計な事は言わない、という引き延ばしですかね」と話してこられました。
さすがに、司法記者です。
本質を見抜いておられると思いました。

終了後、今回は弁護士会館で報告集会を開きました。

部屋を溢れる満員で有難うございます。

次回は2018年5月18日午前11時、202号法廷です。
引き続きご支援をお願いします。

【追記】

知り合いが、私のこのブログを流してくれた。

その際に、【編集コメント】として次のような戯れ歌をいれたのが実に面白い。

「籠め籠め 籠のなかのゴミは いついつでやる よあけけの池で晋と朋がしゃべった

 うしろの政治家だあれ?」

なかなかの名作です。


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by kazuo_okawa | 2018-02-23 20:08 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)