問われる国家の品格
2018年 02月 22日
「問われる国家の品格」という特集で氏は「超えてはならない一線を越えた安倍政権~報酬への期待と処罰への期待感に染まる官僚」と題するインタビューを受け、安倍政権がいかに品格に欠けるかを述べている。
氏には『日本中枢の崩壊』など大著にして名著があるが本稿も非常に示唆に富むので、ぜひ、「マスコミ市民」を購入してお読みいただきたい。
氏のインタビューから印象に残った一節の要約。
一般市民としてできること、という質問に、古賀氏は3つ挙げる。
一つは、空気に流されないこと。変に思われるのではないかと黙ってしまうのが一番怖いのです、と述べる。
二つ目は、声をあげるときに感情的な言い方や、礼を失した言い方はやめようというものである。「この人の言うことだったら聞いてみよう」という話し方をしてほしい、という。
三つ目は、誰かを支援するとき、集会に行った時にはお金を出してほしい、という。これは、例えば、伊藤詩織さんのサポートにおいて「応援する会」の活動も大切だが、詩織さんに直接お金が行くことも大事だという。
一つ目は、おそらく官僚時代や、マスコミに身を置いていた時からの経験だろう。
そして二つ目、三つ目は、いろいろな市民運動に誘われて集会などに呼ばれた経験に裏打ちされていると想像される。
大変貴重な指摘である。