藤山新太郎師の気概!
2018年 02月 14日
2月12日(祝)に「MagicSession大阪」なるマジック・ショーが開かれた。
会場は、道頓堀ZAZA。
もとは大阪では著名な老舗の舞台である。
そこに出演したのは我が京大奇術研究会の後輩鈴木大河師を初めとするFISM2018出場者3名と2017年度アンタイトルドコンサート出演者3名他である。
FISMとは、3年に一度開かれるマジック界のオリンピックであり、予選を勝ち抜いてそこに出場するだけでも素晴らしいのである。
後輩鈴木大河師がお目当てで、12日夜、ZAZAに駆けつけて拝見したが、出演者はいずれも実に見事なものであった。
このプロデュースは、藤山新太郎師。
和妻を中心としたベテランマジシャンである。
この日会場は満員であったが、実は、入場料がかなり廉価であった。
藤山師の話では、師自身は(東京から大阪に来ているのだが)ノーギャラ、ノー交通費で、むしろ若手マジシャンの支援の為に企画したという。
自分自身も、若いときに、先輩達に御世話になった。
だからこそ、今度は恩返しと考えているという。
こういう人がいるのはホントに嬉しい。
私利私欲を離れ、自ら属する世界と後輩達の事を考える。
とかく「今だけ、カネだけ、自分だけ」という風潮の世の中で、こういう人がいるのは素晴らしい。
後輩の応援に行って、藤山新太郎に率直に打たれた。
FISM2018出場者3名には是非とも入賞を果たしてほしい。
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