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by kazuo_okawa

他人が何を言おうと気にしない!

羽生棋聖が永世七冠を獲得して、その特集記事やニュースを見るのは将棋ファンとして本当に嬉しい。

それらの記事では、およそ次のようにまとめられる。
即ち①若いころからの天才②そしてたゆまぬ研究と努力③更には将棋の真理を追い求める姿勢と常に新しいこともチャレンジする精神④それでいながら素晴らしい人間性と人柄。
…全く、申し分が無い。

しかしそれこそ羽生の若き頃より知っている長年の将棋ファン(当時は私は谷川浩司贔屓である)としては、羽生がここまで強くなった重要な資質をわざと落としているのではないかと思う。

それを象徴する羽生の苛烈なエピソードの一つは、1993年A級順位戦での「上座・下座」問題である。つまり対局する棋士同士のどちらが上座に座るかという問題である。

今日ではルール上きちんと整理されているが、当時は曖昧であった。
しかし何となく順位戦を基本に先輩などに譲るという漠然たる空気があった。

そんなときに、羽生は(空気を読めば自らが下座に座るべきところ)、1993年2月に対中原、3月に対谷川と相次いで(場の空気を無視して)上座に座ったのである。

対中原の時に問題にされたにもかかわらず、その後の対谷川も羽生は上座についた。
羽生は当時四冠であり自分なりの基準で上座についたのである。

当時、羽生は「定跡を信用せず疑ってかかり、他人が何を言おうと気にせずやったから強くなれたんだと思う」と述べている。

羽生はその後チャンピオンロードをひた走りに走り、やがて前人未踏の七冠同時制覇を達成する。
羽生の人柄もあり、もはや、羽生に「何かを言う人」はいなくなる。

そうして、羽生の、このもう一つの資質は忘れ去られた。

しかし、若き才能をつぶしかねない「同調圧力」「空気」をはねのかす資質は実は非常に重要なはずである。

そして「同調圧力」「空気を読む」ことは、我が日本人にとって一番問題なところでもある。

羽生を絶賛するなら、この点も是非忘れずに指摘するべきだろう!

他人が何を言おうと気にしない!


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by kazuo_okawa | 2017-12-11 18:36 | 将棋 | Trackback | Comments(0)