松尾貴史「自由朗読研究会」に参加する
2017年 09月 20日
19日、舞台、イベント、エッセイ等で活躍するマルチタレント・キッチェこと松尾氏が主宰する「自由朗読研究会」に参加する。
20名限定のワークショップ型(参加型)で、「朗読」を材料に「伝え方」の勉強をする会である。
弁護士にとって「話す」ことは欠かせない。
弁護士として「学ぶ」機会があれば、顔を出して決してマイナスにはならない。
ましてや、合理的な考えのもと物事を疑いまた笑いにする、松尾氏が主催者である。
冒頭、松尾氏の総論といえるお話。
これが面白く、また興味深いのである。
話し方の良し悪しのモデルに政治家を挙げ、そのモノまねをしながら聞き手を飽きさせず面白く、それでいて「話し方」のポイントを伝える。
例えば、忙しく話す時間が少ない時ほど、(話題を絞って)むしろゆっくりと話す。
こういう手法を知っているだけで、役に立つ。
さて松尾氏の総論の話のあと、参加者の自己紹介。
驚いたのは、この後である。
松尾氏は「今日は有難うございます。大川さんご夫妻。大野さん、森さん、…」と20名全員の名を挙げたのである。
つまり、瞬時に、参加者の名前を暗記したのである。
(これ自体が凄い!)
そして、「人は、自分の名前を憶えていただいた人の話は聞く」とつなげるのである。
見事としか言いようがない!
さて朗読の実演。
私は自著「ホームズ!まだ謎はあるのか?」から、コラムを朗読した。
松尾氏の講評。
うまく褒めていただけるのが嬉しい。
そして講師松尾氏自らが見本として、同じ箇所を朗読。
さすがにプロである。
ひたすら感心する。
懇親会でも気さくに懇談させていただいた。
かくて楽しく勉強させていただき(もともと興味のある人でしたが)そしてファンになりました。
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