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by kazuo_okawa

藤井聡太四段の将棋の魅力!

5月14日のNHK杯戦は、トーナメント1回戦千田翔太六段対藤井聡太四段戦の注目のカードである。
結果は放映前からのマスコミ報道の通り、藤井四段が勝利しデビューからの連勝記録を13勝に記録更新している(放映時には17連勝)。

結果はわかっていても、千田六段は関西の若手実力者であり、内容が実に興味深い。
解説は藤井聡太四段の師匠・杉本昌隆七段である。
いやあ、最近どれだけ杉本七段を見たことか(Abemaの解説他)。

さて千田はいきなり78金。
昔は陽動作戦とされたものだが,近時AIは普通に指し、千田はAIで勉強している。
しかし、この一手に惑わされることなく、藤井は84歩と居飛車を選択した。
以後は普通の角換わり。
千田の攻めから、見ている分には大変面白い将棋となる。
勝負は千田に誤算があったか、藤井が見事に勝利した。
強い!

藤井の魅力は何と言っても終盤力の強さだが、解説の杉本七段の言がいい。
藤井をして「大駒が飛び交う派手な将棋であり、子どもの頃から変わらない。」と述べ、さらに「その頃から、藤井がNHK杯戦に登場すれば視聴者は喜ぶだろうと思っていた。それが実現した」と師匠としての喜びを語っていた。

単に強いだけでなく、見ている将棋ファンを喜ばせる将棋である。

恐るべき天才が現れたものである。


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by kazuo_okawa | 2017-05-15 20:49 | 将棋 | Trackback | Comments(0)