羽生善治の一歩千金!
2017年 03月 29日
羽生にとっては初めての事らしく、将棋ファンとして大変楽しみである。
私は羽生三冠の著書は何冊も持っているが、その世界のトップの思考方法はどのような意味でも興味深い。
羽生はかつては相手の得意戦型を受けてたつことが多かった。
無論それは王者の闘いともいえるが、むしろ彼は目の前の勝利よりも、まるで真理を追究するかのような趣があった。
それは相手の得意戦型ゆえにより奥へ突き進むことが出来る。
今や棋界ではベテランとなった羽生は、若い時とは違って、意識してアクセルを踏む、小さなリスクを重ねると述べている。
そういえば最近の羽生の戦型は全く自由自在である。
もちろん棋界の絶対王者羽生はもともとオールラウンドプレイヤーではある。
しかし最近の羽生は、むしろ相手ともども未知の領域に意図して踏み込んでいるように、私には思える。
4月からは、名人戦や、電王戦も始まる。
羽生はこれらにも触れるのであろうか。
羽生の将棋ともども、連載エッセイは今から多いに楽しみである。
【3日追記】
本日から連載エッセイがはじまった。
本日のテーマは初回にふさわしく「初心」