安倍靖国参拝違憲訴訟、審理終結!~安倍首相の反論は?
2016年 12月 08日
この日、私たち控訴人側は、控訴人代表2人の意見陳述のほか、私たちの準備書面を弁護団が順次要旨陳述した。
その内容は「政教分離と平和的生存権は一体のものとして結びついていること」「最近の情勢が増強する靖国神社の国家護持・軍事体制」「控訴人らに対する平和的生存権侵害の内容」である。
一方被控訴人側も陳述。
これが実に興味深い。
まず国は、書面すら出さない。
裁判長に促されて口頭で「控訴人の主張に否認または争う」と述べた。
これだけである。
次いで、安倍首相代理人。
これが何というか、ひどい。
まず述べたのは、付随的違憲審査制や米ブランダイスルールなどそれらしいことを述べているが、要するに「憲法判断するな」ということである。
いうにもことかいて順番というものがある。
ここから始めるか!という感じである。
安倍首相は自信をもって、靖国参拝しているのではなかったか!?
これではまるで「憲法判断されたら、違憲となりかねないので、憲法判断はやめてください」と逃げているようである。
姑息なこと極まりない。
最後は靖国神社。
最初は、かつての小泉靖国訴訟最高裁判決を引いたオーソドックスなもの。
笑えたのは最後の下りである。
<靖国神社は、どんな信仰の人でも受け入れているし、首相の参拝に反対している原告のような人たちも受け入れている。
そんな靖国神社を被告とすべきでない!>
おおっと!問題点が違うでしょ!
注目の判決は、2017年2月28日午後2時。
大法廷(202号)である。
奮ってご参加ください。
また笑えるかもしれませんよ。
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