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by kazuo_okawa
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隆祥館書店主催~「ぼくのミステリ・クロニカル」刊行記念トークイベント

隆祥館書店のことはそれまで全く知らなかった。
事務所でアエラを定期購読していることから、今年の4月25日号アエラ「現代の肖像」で「ある街の本屋の奇跡」として同店店主二村知子氏を知る。

そして9月15日白井聡氏と内田樹氏のトークイベントは、友人にも誘われぜひ行きたかった企画だったが、別の予定と重なり叶わなかった。

今回は満を持して参加した。
イベント開始前にその書店で並べられた書物をみる。
狭いスペースでありながら「こんな本もおいているのか」と感心しながら時間を忘れた。
並んだ書は個性的でそこには一つの思想がある。
こういう書店は気持ちいい。

本を見ていると、「現代の肖像」に出ていた通りに話しかけられた。
「名刺代わりに」と拙著『裁判と人権』『裁判員裁判の本義』を手渡すと、貴重なスペースであろうに書棚に並べて頂いた。
実に嬉しい。

トークイベントの話し手は、編集者戸川安宣、作家有栖川有栖、作家北村薫の3氏。
実は、有栖川有栖、北村薫の両氏には、「綾辻行人と有栖川有栖のミステリジョッキー2」で拙作『ナイト捜し』を評して頂いた。
いつかお礼したい、と思っていたので、私にとってはお会いできたのは大変貴重でした。

京大ミステリ研オリジナルメンバーと自己紹介して、すぐに理解してもらえるのは、綾辻行人氏ら後輩の活躍のお陰である。
会場で安孫子武丸氏とも会う。
京大ミステリ研出身作家が活躍するのは本当に嬉しい。
同氏の『裁く眼』の話や、11月祭にいつ顔を出すかという話などをする。
(私は明日顔を出す予定です)

そしてトーク。
戸川氏の新人を見分ける話は、さりげないが面白い。
新人の作品に手を加えるのは反対だともいわれる。
そういうデビューをした新人は第二作が書けない、ともいう。
誰とは言わないが、ミステリマニアならよくわかる話である。

有栖川有栖氏の「才能ある人は結局いずれ出てくる、という人もあるが私はそうは思わない。私は戸川さんに拾われた。」という話や「映画化」などの二次作品を自分の子供に例える話が興味深かった。

そして北村薫氏。
実は、私のこのブログで、北村氏のとある作品のミスを指摘したことがある。
(『中野のお父さん』である)
その話をしたら、にこにこと応接された。
「大人」である。
私はファンになった、というか、前からファンなんですが…。

そして「ぼくのミステリ・クロニカル」。
戸川氏が<ポプラ社派>というのが嬉しい。
(…これは、ミステリマニアにのみ通ずる暗号です)

まだパラパラっと見ただけだが、ミステリファンにとっては、実に懐かしい名前、書物、企画、そして連載ものの名称などが次々と出てくる。

いやあ、この著はミステリ・ファンにとっては必携の書である。

出来れば、隆祥館書店で買ってください!

【11月21日追記】
二村氏のツイッターを拝見しますと「京大のミステリークラブを作られたという大川一夫さんも来られました。」と出ていました。



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by kazuo_okawa | 2016-11-19 18:45 | ミステリ | Trackback | Comments(0)