朝日新聞のファクトチェック!
2016年 10月 24日
つまり、米大統領選などで米メディアが積極的に取り組む「ファクトチェック(事実確認)」の手法を使って、安倍首相の答弁を調べた、というのである。
例えば、今国会の参院本会議の代表質問で、安全保障関連法について、国民への説明の不十分さを民進党議員に指摘された安倍首相が答えた。
〈参院選において街頭演説等で、私は必ず必ず、平和安全法制(安保関連法)についてお話をさせていただきました〉
これは事実でないから「誇張」と評価し、同様に、例の強行採決を考えたことはない、との点も、過去に強行採決はあったとしている。
蓮舫議員を攻撃した「二重国籍」のついても「わが党にはいない」というのも「結果的には誤り」など、まさしく「事実」をチェックしている。
いずれもひどい話であり、安倍首相の姿勢は大きく糺されるべきだろう。
朝日新聞のこの企画は素晴らしく、今後も、ファクトチェックは続けてほしい。
もっとも、「南スーダンは、はるかに危険な場所」と答弁したのは「正しい」としてる点が気になる。
無論、これ自体は正しい。
しかし昨年、政府は、戦争法で自衛隊員のリスクは増えない、と説明していたはずだ。
今国会における答弁の中には、正しいものもあろう。
しかし、昨年の国会の答弁とも比べるべきだろう。
大変かもしれないが、是非、頑張ってほしい。
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