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by kazuo_okawa

「スラップ訴訟」を予告する社長の責任!

スラップ訴訟とは、威圧訴訟、恫喝訴訟などと訳され、要するに大企業や政府などの権力者が、市民の行動を牽制するために、反権力活動をした市民などに、威圧的、恫喝的あるいは報復的な目的で起こす訴訟のことを言う。

一般市民にとって、巨額の損害賠償請求訴訟を起こされると、その対応だけで、大変ですよね。
そういう訴訟をするぞという威圧、恫喝をもって、市民の活動を規制しようとするのがスラップ訴訟の目的である。
こんな訴訟は許されるべきでない。

さて、関西電力高浜原発3、4号機の運転差し止めを命じた大津地裁の仮処分決定をめぐり、関電の八木誠社長が3月18日の記者会見で「上級審で逆転勝訴した場合、(申し立てた住民への)損害賠償請求は検討の対象になりうる」と発言したのはまさしくスラップ訴訟の予告である。

この発言が批判されたことは言うまでもない。

ニュースに寄れば、3月28日、八木社長はこの批判を受けて、「あくまで一般論として申しあげた」と弁解したという。

何ですかね、これ。
その「一般論」が威圧的で、恫喝的でしょう。
そこに気付かないのでしょうか。

これでは、関西電力を止めて、電力を乗り換える人が増えるでしょう。

関電の株主は是非その責任を八木社長に追及して下さい。




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by kazuo_okawa | 2016-03-30 23:20 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)