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by kazuo_okawa

ビリケンの謎!?

昨日、お薦めの著として取り上げた「『憲法改正』の真実」に興味深い指摘があった。

大阪人にはお馴染みの通天閣『ビリケン』人形。
その『ビリケン』の由来は、「非立憲」だという。
これは戦前は立憲主義という言葉は国民に広く知られており、立憲、非立憲も同様であった、というくだりで出てくるのだが、この『非立憲』が『ビリケン』の由来だという。

あれれ!?
ビリケンの由来は「ビリー・ケン」でなかったか。
確か通天閣に登ったときそんな記載があったような…。

インターネットでアクセスすると、ビリケンの由来は種々あると知るとともに、
通天閣観光の資料では、ビリケン人形誕生は1908年(明治41)年で、作者は米国の女性芸術家、フローレンス・プリッツ(E・I・ホースマン)だという。
そして名前の由来は、この当時のアメリカ大統領タフトの名前ウィリアムの愛称「ビリー」に、「小さい」を表す接尾語「-ken」を加えたものだという。
ビリー・ケンだからビリケン。

おそらく人形が1908年に出来たことは間違いないだろう。

しかし名前はどうなのか。
ビリー・ケンの由来については先述の通り異論も多数あるようだ。
何故なら、この人形の、足を突き出す座り方はアフリカ人、顔立ちは東洋人がモデルであり、果たして「ビリー・ケン」というアメリカ人風の名を付けるのかという疑問である。

ときあたかも、1916年、寺内正毅首相の頭の形が、通天閣の人形にそっくりだったことから、これに超然内閣の「非立憲(ひりっけん)」をひっかけて「ビリケン内閣」と呼ばれたという。

そうすると、『非立憲』が『ビリケン』の由来だという指摘が正しいように思える。

ならば、「ビリー・ケン説」は何のか?
何か、大阪人特有の『洒落』という気がする。

誰か調べてほしいものである。
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by kazuo_okawa | 2016-03-26 00:39 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)