チェックされる側の傲慢!
2016年 03月 02日
警察署内にある留置施設に対してもその視察委員制度があるのだが、全国的に、弁護士会の推薦を受けた者が任命されるのが普通である。
ところが、ここ大阪の地、大阪府警だけは、視察される側が(この人に視察してほしい)と視察委員を選んでいるのである。
これまでも述べてきたが、誰がどう考えてもおかしいですよね。
チェックされる側が、チェックする人を選んでいたら、全くチェックになりませんものね。
そう思って大阪弁護士会が、大阪府公安委員会に質問状を出したら、このたび回答が来ました。その内容は
「公平・中正かつ恣意的なものとならないように配意するとともに、いずれの団体からも推
薦を受けることなく、当公安委員会の判断により選任しております。」
あれれ!?
どっかで聞いたなこの文句。
そうですね。
チェックされる側が、「公平・中正」の名の下に、チェックする側をコントロールしようとする。
先の、高市総務相の「放送法」発言と本質は同じではないか!
まあ、そもそも振り返ってみれば、チェックされる側が、傲慢に振る舞う。
これは、「私が内閣総理大臣だ」と開き直ったり
立憲主義を無視したりしているどこかの人と同じですね。
困ったもんです…。
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