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by kazuo_okawa

佐藤万作子氏「41年がかりの一歩前進」と日弁連選挙!

日本で唯一の「仕事紹介をしない公共職業安定所」。
そのあいりん職安の違法性をただすために裁判に訴え、画期的な大阪地裁判決が出た。
その後の福島みずほ議員らの話し合いなどにより、ついに、あいりん職安が取扱いを変えた。
これらについては、すでに私のブログで述べた。

そしてジャーナリスト佐藤万作子氏が、昨日金曜日に発刊された「週刊金曜日」最新号(1月15日号)に、「41年がかりの一歩前進」としてあいりん職安事件の経緯をコンパクトにまとめておられる。

まさしく41年ぶりである。
佐藤氏は次のように結ぶ。
「困難なできごとが多い時代だが、だからこそ粘り強く闘い続けることが大切だと、この事例は教えてくれたのだ。「あきらめたらあかん」と-。」

是非お読み頂きたい。

弁護士として関わった判決を契機に、行政を動かす、というのは大変気持ちのよいものである。
いわゆる「手弁当」の事件であるが、その成果は何物にも代えがたい。
また、この件の弁護団に声をかけたところ、若手弁護士が4人も加わって頂けたのも嬉しい。

ときあたかも、日弁連選挙の最中である。
主流派と反主流派の激突であり、結論によっては、「弁護士像」も変わりかねない。

どうなるにせよ、「手弁当」の事件を引き受ける弁護士がいなくなる、そんなことのないように願うものである。
by kazuo_okawa | 2016-01-16 17:08 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)