私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
カレンダー

馬場雄二「直感を裏切るデザイン・パズル」

パズル本は大好きである。
表題の著もなかなか面白かったので、パズル好きの方にはお薦めである。

とはいえ以下は私の気になった点です。

(若干、ネタバレしてますので、以下を読むのは注意してください)

167頁。いかにもパズルらしい「25」に見える数字が示されているが、これを一瞬にして、「92」にせよというのが問題。答えは-
①180度回転させ上下を逆にします。
②次に裏返しにして透かしてみると「25」が「92」に見えます。
というのが解答。
しかし、これは問題文にある「一瞬にして」にあっているだろうか。
パズルですからね。
「一瞬」なら、「鏡を置く」ということでないか。
これなら「一瞬に」「25」が「92」に見える。

173頁。問題は、A [+] B [=][5]
のAとBのスペースに下から全てのカードを選んで等式にせよ、というもの。
下のカードとは
[6][4][-][2][-][2]
(尚、[ ]と表したのは実際はカードを意味します。)
下のカードは、偶数ばかり、従って、どう並べようと、[5]の奇数とならない。
従って、[6]はひっくり返して[9]とするのだろう。
とすれば、[9][-][4][-][2]をAに置き
Bに[2]を置くと、
[9][-][4][-][2][+][2][=][5]
と等式が完成します。
と思って解答を見ると、全く、違っていました。

これは意表をつく解答ですので、是非、本書をお買い求め下さい。
(くれぐれも立ち読みしないように)
とはいえパズルとしては、私の別解をつぶしておくべきものでしょう。
詰将棋なら余詰があるのは作品としては完全作ではありません。

あと、サイコロの不良品問題(183頁)。
問題図のCとDのどちらかのサイコロがあり得ないサイコロですが、そのどちらが不良品であるのかは、パズルの問題としては、特定出来ていません。

同様に、見えていないサイコロ面の目の合計を求めるパズル(183頁)で、何と、
1と6が隣り合っているサイコロが描かれています。
こういうサイコロはありません。
サイコロは裏面同士の合計が7になるようになっているからです。
つまり正常なサイコロではありません。
にもかかわらず、解答は、サイコロが全て正常なものとして計算されています。

とまあ、幾つか気になる点がありましたので、早速、先週に、挟み込んであったハガキでその旨指摘して、講談社に送りました。

経験上良心的なところは何らかの返事をしてくれます。
私は、過去に、間違いを指摘して、作者が改訂してくれたこともあります。
或いは「今後の参考にさせて頂きます」という定型的ですが、返事を頂いた出版社もあります。
つまり定型的でも返事はしてくれるのです。

ところが、一週間経って、本日、講談社から来たのは、何も無しのカタログだけでした。
これから、何らかの返事がくるのでしょうか。

【追記】
結局その後何も応答がありませんでした。著者に伝わっていないのでしょうか。
伝わっているけど無視されたのかな…。

.

[PR]
トラックバックURL : https://okawakazuo.exblog.jp/tb/23634519
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kazuo_okawa | 2015-09-04 22:29 | パズル・統計・数学 | Trackback | Comments(0)