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by kazuo_okawa

光の詩集・江口慎一写真展を訪れる

江口慎一君は私の中学時代からの友人であり、そして芸術家である。
その彼が、今日から梅田ダイビル地下一階で写真展を開いている。

早速初日の今日訪れた。
彼はデビュー以来、自然をモチーフとしたカメラマンである。
彼の出世作「光響水彩」は、山間の隙間から差し込む太陽の光と、岩場から垂直に落下する水が光に映し出されたために一筋に見えている「一瞬」をとらえた作品であるが、その美しき作品は私の自宅に飾らせて頂いている。

彼はプロデビュー以来、光と水の「一瞬」の美しさを追い求めてきた。

今回の作品展も基本的にはその延長上にあるが、とりわけ今回印象に残ったのは、「雫」の作品の数々である。
非常に小さな「雫」。
即ち、水の固まり、水球である。
水球即ち、レンズであり、その向こうに何かが見える、というところまでは誰しも思いつくであろう。

しかし彼は、何と言うことか。
実際に、小さな「雫」のその向こうに、あたかもレンズの向こうに景色が映し出される一瞬を、本当にカメラにとらえるのである。

「雫」に美しい花が見えるその一瞬を捉えた作品に、その奇跡の美しさを感ぜざるを得ない。
私自身しばし見入ったものである。

自然の美の好きな方には是非お薦めしたい。
(既に銀座で終了。梅田では7月29日まで。その後名古屋8月27日から)
by kazuo_okawa | 2015-07-23 20:38 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)