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by kazuo_okawa

官邸からのバッシングはなかったのか!

本日(30日)のテレビ朝日「報道ステーション」によれば、菅義偉官房長官は今日の記者会見で、元経済産業省官僚の古賀茂明氏が27日のテレビ朝日・報道ステーションで「官邸にバッシングを受けてきた」などと批判したことに対し「全く事実無根だ。言論の自由、表現の自由は極めて大事だと思っているが、公共の電波を使った報道として極めて不適切だ」と不快感を示した、という。

官邸がバッシングし圧力をかけたとすれば大変なことである。
不適切どころか、それこそ「公共の電波」で報道すべき事であろう。

ジャーナリスト鳥越俊太郎氏に圧力がかかったという鳥越氏の話については繰り返しブログで述べた。
「鳥越をテレビに出すな」という話が真実なのか否か、その反論や検証が明らかでないままに、いつの間にか鳥越氏はテレビから姿を消している。

こうして、安倍首相に批判的なジャーナリストや知識人がテレビから消えて、安倍首相の「太鼓持ち」ばかりが残れば、国民に正しい情報は伝わらない。
まあ、今もその傾向が無いわけでないが、これでは、安倍暴走を止めるものはいなくなる。
国民にとって悲劇としか言いようがない。

さて、本日の「報道ステーション」である。
官房長官の発言を報じたキャスター古館氏は
古賀氏が本来のニュースと違う発言をしたことを「残念だ」と述べ、
「テレビ朝日として、古賀氏の発言を防げなかった事をお詫びする」と述べた。

これは一体何なのか。
一体、誰に、そして何で、お詫びしているのか。

古館氏が行うべきは、官邸に気を遣って持って回った謝り方をするのでは無くて、「官邸のバッシング」、圧力の有無を冷静に検証し、そして明らかにすることだろう。

その検証を何らすることなく、中途半端な「お詫び」を行い、
そして、ただ単にいつの間にか安倍首相批判の古賀氏がマスコミから消えたとなれば、古賀氏の発言に照らして、古賀氏へのバッシング・圧力があったと推測されてもやむを得ないであろう。
by kazuo_okawa | 2015-03-30 22:34 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)