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by kazuo_okawa

貝塚ビニールハウス事件の問い合わせに見るマスコミの対応

3月23日、何故か複数の新聞社から、私が弁護士成り立ての頃に担当した「貝塚ビニールハウス事件」の問い合わせが相次いだ。

貝塚ビニールハウス事件とは、1979年、大阪府貝塚市内のビニールハウスで深夜に女性が強姦の上殺害されるという事件が起こり、その後少年5人が逮捕され、3年後の1982年に全員有罪判決を受けた事件である。
少年たちは一人を除いて4名が控訴し、私が駆け出し弁護士のときにこの事件を控訴審から国選弁護人として受任し、幸運にも1986年に控訴審で逆転無罪判決を得た。
この事件では、その後服役した少年の再審事件でも無罪を得、国家賠償請求でも警察の責任が認められた。

そんな昔の事件について何故私に問い合わせがあったかというと、23日にいわゆる氷見事件国賠訴訟が確定したからである。

氷見事件とは富山県の強姦事件で冤罪事件であるが、誤認逮捕された冤罪被害者が起こした国家賠償請求訴訟で、富山地裁は捜査の違法性を認め、県に1966万円の支払いを命じその判決が確定したという。

調べてみると、報道したニュースの中には「再審無罪事件で 捜査の問題点を認め、賠償を命じた判決が確定するのは初めて」と報じているところがある。
無論、「初めて」というのは全く誤りである。
少なくとも貝塚ビニールハウス事件がある。

だからこそ、私のところに、確認の電話をかけてきた新聞社が複数あるのである。

しかし、一方、少し調べれば分かることを調べずに「初めて」と飛ばしたところもある。

いみじくも、新聞社・マスコミの対応の違いを知らされ、どこが良心的で、どこがいい加減かを改めて知ったものである。

誤った報道をしたところはきちんと検証し、訂正をするのであろうか。
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by kazuo_okawa | 2015-03-24 00:31 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)