安倍首相のNHKへの圧力
2015年 02月 19日
「さもありなん、という記事です。
政府の言いなりのNHKならば、受信料をとるのは間違っています!」
というコメントとともに送られてきたのが、次のブログです。
「イギリスの新聞紙「Times」がNHKの内部文書を暴露しました。Timesが暴露した文章によると、NHKは安倍政権から南京大虐殺や慰安婦問題などへの言及を禁止されていたとのことです。安倍政権側はNHKに強く日本の保守的な民族主義と政府の立場を反映するように命令し、NHKもそれに従っていたと報じられています。
Timesは「イギリスでは話題になっている情報も取り上げられない」と述べ、安倍政権とNHKが癒着していることの問題性を指摘しました。」(「真実を探すブログ」より)
いやあ、私は全く知りませんでした。
そこで「タイムス NHK」でインターネット検索してみると、何と、出てくるは、出てくるは…。
もとは昨年10月に始まる、安倍首相のNHK言論弾圧事件だったのですね。
これに対してNHK籾井会長が反論するなど結構大変な事件でした。
しかしこれを大手新聞紙は検証・報道したのでしょうか。
ひょっとしたらどこかでしているのかも知れませんが、少なくとも私は記憶にありません。
ときあたかも衆議院解散総選挙前。
この記事がその持つ意味とともに、的確に批評されていれば、安倍首相に対する見方も大きく変わったでしょう。
にもかかわらず何故にこういう「言論弾圧」ともいうべき重大な事件が報道されていないのでしょうか。
安倍首相の言論弾圧とともに、これが大きく報道されていないというそのこと自体が今や大変な言論状況であることを示しています。